アイヌモシリ連絡会からのお知らせ

【ご覧の皆さんへのお願い】

 ● 報告集への寄稿をお願いします 10月20日締め切り - 2008年9月20日

 ● お礼と緊急カンパのお願い その2pdfファイル) 8月15日締め - 2008年7月19日

【洞爺湖のデモ行進・伊達キャンプについて】 - 2008年7月6日~9日
 ● 伊達市にお住まいの皆さんへ (PDF)、 スケジュール伊達キャンプへのアクセス・地図
 ● キャンプサイトでの交流会・コンサ-トの企画(予定)キャンプQ&A伊達キャンプ(交流広場)での注意事項

【アイヌモシリ連絡会の主張】
 ● 外務省への申し入れ文書 G8首脳にたいする集会決議 (2008年 7月7日)
 ● 北海道知事への申し入れ文書「知事はG8洞爺湖サミットに協力せず、推進しないこと」 (2008年 4月4日)
 ● 反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会準備会呼びかけ 「別の世界が可能だ!」 (2008年 1月 22日) - 英語声明文 A Different World is Possible!--A Statement of the Anti-G8 Summit Hokkaido (Ainu Mosir) Liaison

2008年6月23日月曜日

【イベント】6月27日(金)「サミットってなんですか?」――『G8 サミット体制とはなにか』 『VOL03』刊行記念トークセッション 栗原康+白石嘉治+矢部史郎

Webスタッフの佐伯悠です。

 メールでのイベントのお知らせが届きました。札幌の紀伊國屋書店で、思想誌『VOL03』の刊行記念のトークイベントが開催されます。

 反グローバリゼーション運動、G8サミットやアートや思想に興味のある札幌在住、来札中の方に次のイベント情報を転送して教えてあげてましょう。

    【メール転送・ブログへの転載歓迎】
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    「サミットってなんですか?」
    ――『G8 サミット体制とはなにか』『VOL03』刊行記念トークイベント

     トークセッション『栗原康+白石嘉治+矢部史郎』

    洞爺湖サミットが開催目前に迫ってきました.
    このイベントでは,世界のさまざまな問題を解決すると喧伝しているG8サミットが, 実は世界中を混乱に陥れている張本人ではないか,という発想を軸にして, サミット会議での決定を実行するIMF(国際通貨基金)やWTO(世界貿易機構)などの 世界的な機関が引き起こしている問題に焦点を当てていきます.
    また,いま世界各地の住民の間で広がりはじめた,反グローバリゼーション運動なども 同時に紹介していきます.
    このたび初の単行本(『G8 サミット体制とはなにか』)を上梓した栗原康氏と 思想誌『VOL』の編集委員である白石嘉治氏・矢部史郎氏による, サミットの深部に迫るトークをぜひお聞きください.

    【講師紹介】
     栗原康(くりはら・やすし)
     1979年生まれ.ATTAC Japanで,G8サミットなどのグローバリゼーションの問題にとりくむ.
     現在、早稲田大学大学院政治学研究科所属。専門は,アナーキズム研究,労働運動史.

     白石嘉治(しらいし・よしはる)
     1961年生まれ.フランス文学者.共編著に『ネオリベ現代生活批判序説』(新評論).
     『VOL』編集委員も務める.

     矢部史郎(やぶ・しろう)
     1971年生まれ.思想家.山の手緑との共著として『愛と暴力の現代思想』(青土社),
     『無産大衆神髄』(河出書房新社)がある.『VOL』編集委員も務める.

    ●紀伊國屋札幌本店トークイベント
     日時:2008年6月27日(金)18:30~
     会場:紀伊國屋書店札幌本店1Fインナーガーデン
     参加:無料(当日直接会場へ起し下さい)
     定員100名(椅子70席) お問合せ先:011-231-2131
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関連情報を調べてみました。(by 佐伯)

【関連書籍の情報】

『栗原 康 (著) G8 サミット体制とはなにか

 “サミット体制とは”?
 金融危機、食糧危機、環境危機・・・。さまざまな「危機」が叫ばれる現在、“世界を代表する”G8サミットの役割はますます重要度を増しているかにみえる。しかし、こうした「危機」自体が―自然に起こったというよりは―G8(主要国)によって作られ、G8によって煽動されてきた側面が強いことが話を複雑化する。本書では“サミット体制”という概念を用い、「危機」言説のもとで進行する“支配”の実体を、分かりやすく解説する。4本のコラムや文献案内も入った充実の内容!






『白石 嘉治 , 大野 英士 (編集) ネオリベ現代生活批判序説

 ユートピアを語ることなしに、現実へのコミットメントはありえない。情動のサンディカリズム、精神分析による恒常性の恢復、愛の力としての峰起への誘い、そして交換の論理とは敵対する大学への展望―さらに「向い火」(ブルデュー)が伝播し、われわれの生存と表現を蝕むネオリベラルな「サミット体制」が焼け落ちること、それがその増補の賭け金である。現代日本を読み解くバイブル。日本ではじめてのネオリベ時代の日常生活批判の手引き書。 大学の無償化とベーシックインカム(基本所得)。これが2年前に刊行した『ネオリベ現代生活批判序説』の結語である。増補にあたり、編者白石の講演「学費 0円へ」(京都精華大学)と堅田香緒里氏へのインタヴュー「ベーシックインカムを語ることの喜び」(『VOL』2号初出)を付した。オイルショックで発生した金融資本はまず中南米に投下される。そのための暴力的な「構造改革」がチリのクーデタだった。以後、グローバル化の名のもと、世界そのものが交換の論理によって金融化されていく。ネオリベラルな「サミット体制」の出現である。この体制において、起源の暴力が変奏されつつ、交換の論理は情動や言語という、われわれの日常の基底を織りなすところにまで浸透する。それが今日語られている「生きづらさ」にほかならない。だが、情動や言語の表現はもとより無償である。だから表現の普遍性をになう大学は無償でなければならないし、表現の主体としての生そのものがベーシックインカムによって無条件に肯定されるべきではないのか?


『矢部 史郎, 山の手 緑 (著) 愛と暴力の現代思想

 疎外といっしょにどこ行こう。新自由主義とそれに付随する戦争政策、流動的雇用の腑に落ちない現実で、魂を捨てないために。いま、必要なことはなにか。疎ましい生活のための、反資本主義講座。 『現代思想』『ユリイカ』『情況』等に掲載したものをまとめて単行本化。

愛と暴力の化け物世界へ(恐怖力;プーさんとドキュン;アナキズムとフェミニズムは似ている、性別は違うのでしょうが ほか)
資本主義のキモ(テナルディエ問題とは何か;六〇年前の亡霊にではなく、学生に賃金を;昨今の「ゆとり教育」と労働実話 ほか)
管理社会のシックスセンス(職業、労働、アカの他人;労働者、有罪;社会には窓があってもゴミ箱がない ほか)



●amazon.comの書籍情報
  * 『栗原 康 (著) G8 サミット体制とはなにか
  * 『白石 嘉治 (編さん), 大野 英士 (編さん) ネオリベ現代生活批判序説 増補』 - 出版社『新評論』にある本書の紹介
  * 『矢部 史郎, 山の手 緑 (著) 愛と暴力の現代思想

●思想誌 『VOL』 - 『VOL03』
  * 思想誌「VOL」の出版社以文社のホームページの『VOL03』の紹介(以下は目次より引用です。佐伯)


    VOL03』
     思想誌『VOL』待望の第3弾!

     ●特集=反資本主義/アート
     いま世界で何が起こっているのか?重苦しい日常生活から飛翔するように、日々拡張を続ける文化的生産領域と、それをとりまく資本主義の関係を、計30本の考察や実践から徹底的に捉えなおす、渾身の『VOL』第3弾。 2008年06月26日発売予定

     【編集委員】
     高祖岩三郎・酒井隆史・白石嘉治・平沢剛・萱野稔人・渋谷望・田崎英明・松本潤一郎・松本麻里・矢部史郎,他

      VOL 03 定価:2,310円  本体価格:2,200円 B5変形 並製カバー装 208頁
     ISBN978-4-7531-0263-1 C0010

    思想誌『VOL』 待望の第三弾!

    いま世界で何が起こっているのか。重苦しい日常生活から飛翔するように日々拡張を続ける文化的生産領域(アート)とそれをとりまく資本主義の関係を計30本の考察や実践から徹底的に捉えなおす。思想誌『VOL』第3号。

    巻頭特別インタビュー
     ●マイケル・ハート 「コモン」の革命論に向けて(聞き手・高祖岩三郎)

    特集=「反資本主義/アート」

    特集巻頭言
     ●高祖岩三郎「アートとアクティヴィズムのあいだ――あるいは新しい抵抗運動の領野について」
    討議
     ●櫻田和也+田崎英明+平沢剛「来るべき民衆が「都市的なるもの」においてアートを完成させる――運動/芸術/コモン」

    論考
     ●デヴィッド・グレーバー「前衛主義のたそがれ」(栗原康訳)
     ●スティーブン・シュカイティス「情動構成の美学──観客を消滅させ、群衆蜂起をうながす」(西川葉澄訳)
     ●ブルーノ・グーリ「芸術と労働」(信友健志訳)
     ●ロザリン・ドイッチ「民主主義の空隙」(比嘉徹徳訳)
     ●スティーブン・ダンコム「ファンタジーの時代における政治」(平田周訳)

    インタビュー
     ●ブライアン・ホームズ「文化的問題の諸空間」(森元斎+酒井隆史訳)
     ●クリティカル・アート・アンサンブル「バクテリアとアメリカ」(小田透訳)
     ●イルコモンズ「〈帝国〉のアートと新たな反資本主義の表現者たち」
     ●工藤キキ「ポスト・ノー・フューチャーにとって政治とはなにか──シーンなきアートの現場から」
     ●山田史郎「もっとモメよう!ゴネよう!ある学生のハンスト」(聞き手・影本剛)
     ●ハーポ部長「盗みの品格」(聞き手・一色こうき)

    エッセイ
     ●酒井隆史「現代ぼやきの存在と意味ver.2」
     ●小川てつオ「246表現者会議」
     ●阿部小涼「占拠するアート/技巧する占拠」
     ●ヘックス「デジタル商品の危機と理論の危機、そしてポストメディア工作者」
     ●RADIO MAROON「ハンドルなんて握っちゃいない──オールドスクールとしての暴走族」
     ●二木信「奇妙な縁は、いつも路上でつながる――2003年以降の東京の路上と運動についての覚え書き」
     ●一色こうき「可能性のある空間を作りたい──ホー娘。の批評性」
     ●徳永理彩「踊る身体とコミュニティ──オーストラリアのラディカル・クィアとインドネシアの波紋」
     ●久保田裕之「Squat the World!――拡大する居住運動と地域住民との共犯関係」
     ●松本潤一郎「革命の教育法――アルシーヴ再考」

    NO!G8からはじまる
    ●辺見庸 「洞爺湖サミットへの熱いメッセージ――「幻想の絶頂」をことほぐのか」
    ●ハンネ・ヨブスト+高祖岩三郎&平沢剛+ミランダ+ジャギィ・シング(序=クリス・ソル)「反G8をめぐる国際ラウンドテーブル」(高祖岩三郎訳)
    ●仲田教人「会議と革命──オルター・グローバリゼーション運動のはかりかた」
    ●ベン・トロット「ハイリゲンダムで勝ったような気がしたことがなぜ重要なのかについての覚え書き」(西村あさみ訳)
    ●杉村昌昭「〈帝国〉と〈強国〉を打ち崩すために」(聞き手・矢部史郎)

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